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健康保険のしくみ

健康保険のしくみ

私たちが生活する中で、心配なことのひとつは、自分や家族のだれかが病気やケガをしたときの医療費や生活費の問題です。こういう不時の出費に対する心配は、病気やケガのときだけでなく、出産や死亡の場合も同じです。
そこで、このような場合に備えて、働いている人たちが日頃から収入に応じた保険料を出し合い、これに事業主も保険料を負担して、病気・ケガ・出産・死亡などの不測の事態がおきたときに一定の割合で必要な医療などを安心して受けられるように設けた制度が「健康保険」です。

健康保険のしくみ

日本の医療保険制度

日本は国民皆保険制で、国民のだれもが必ず次のどれかの医療保険に加入しなければならないことになっています。

医療保険 加入者
被用者保険
(職場で加入する
医療保険)
健康保険組合 常時700人(同種同業を集めた場合は3,000人)以上の従業員のいる会社にお勤めの方
全国健康保険協会
(協会けんぽ)
健康保険組合に加入していない会社にお勤めの方
共済組合 国家公務員・地方公務員
共済制度 私学教職員
船員保険 船員
地域保険
(地域住民が加入する医療保険)
後期高齢者医療制度 75歳以上の高齢者など
国民健康保険 農業・漁業・自営業・自由業など
(被用者保険に加入する方以外)

※75歳以上の高齢者は後期高齢者医療制度に加入するため、健康保険に加入することはできません。

カモメ イルカ
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